小室みつ子 / 映画とかドラマとか戯言など

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あるある大辞典騒動


 妹バラバラ、夫バラバラ事件、子煩悩で知られる芸能人の幼い娘さんが事故で亡くなった事件など悲惨な事件が続いていて、テレビは大騒ぎだったみたいですね。私はもうかなり前からテレビ(地上波)を見なくなってしまい、もっぱらケーブルテレビで映画やドラマやスポーツを見るだけ。ニュースはネットでチェックするだけ。それでもネットの掲示板なんかで、テレビ(特にワイドショー)がどれだけ事件被害者や遺族に対して無神経で失礼極まりない取材をしてるのかが垣間見れます。それ読むとますますテレビを見たくなくなる。見たら、そういうマスコミと同類ってことだもの。


 不二家の不祥事も大変な騒ぎになっていて、もう不二家の前途はないくらい追い詰められてるみたいですね。次から次へと呆れるような管理状況が暴露される。…でも、雪印の時もそうだし、鳥インフルエンザの時もそうだけれど、マスコミはここぞとばかりに正義を振りかざし食らいついて、逃げ場がないほど企業関係者を追い詰める。それこそちょっとでも不適切な対応や態度をカメラに撮られたら鬼の首を取ったごとく繰り返し放映されるでしょう。マスコミのいじめ体質。というかもうリンチに近い報道姿勢、なんとかならないんでしょうか…。企業をつぶすことより、再生の道を残して不祥事が二度とないようにすることが大事なんじゃないのでしょうか。企業がつぶれれば路頭に迷う従業員や下請け会社が山と出るというのに…。


 …と思っていたところで、はてなのTOPページにあったフジテレビの「特ダネ」の映像で、「あるある大辞典」での納豆関連捏造問題に関する小倉キャスターのコメント見ました。特に好きな人ではないけれど、この映像で言ってることはしごくまっとうで、真摯だと思いました。


 マスコミの不祥事なんてそこらへんの企業以上にある。イラクでカメラマンが爆弾持ち出して空港で爆発して死傷者を出した事件とか。アメリカの議員の言葉を意図的に誤訳して全く反対の意味にして放送したりとか、古くはカイワレ大根報道被害とか。被害にあった企業や組織もたくさんある。個人なんて対抗する手段さえないから捏造記事ひとつで社会的に息の根を止められる。だけどマスコミだけはつぶれない。珊瑚に記者がイニシャル刻んで「こんな自然破壊をする不届きものは誰だ」みたいな噴飯ものの自作自演記事を書いた朝日新聞なんてのもありましたが。当時本当に驚愕しましたっけ。


 報道機関が捏造記事を出したら、普通の企業倫理としては責任者、関係者、幹部など、大々的な処分があってしかるべき。アメリカではあのダン・ラザーでさえ降りたのだから。本当に日本のマスコミって腐ってます。スポンサーが一番のテレビで公正な報道なんてできないんでしょうね…。サラ金業者のCMが異様に多いのも嫌。古い名作映画『大統領の陰謀』みたいに報道記者が「公正で正義の象徴」に見えたのっていつごろまでなんでしょうね。少なくとも今はもう多くの人がマスコミの矛盾やうさん臭さを十分にわかっていると思う。


 マスコミの自浄作用を期待するのは難しいかもしれないけれど、この動画の中で小倉キャスターが言ってることを、マスコミ関係者みんなが理解し、同じような気持ちになってくれるといいのに…。ていうか、捏造報道などあってはならない不祥事が起こったら、放送局として業務停止とか、ライセンス剥奪とかしちゃえばいいのに。


 しかし、こういう健康番組にはうんざりです。普通に納豆が好きで納豆食べたいのに、ある日店頭から納豆がなくなって困りましたよ。他にもみのもんたの番組で「○○が健康にいい」とか「がん予防になる」とか言うと、あっという間に店頭で売り切れる。うちの母親もその影響を大いに受けていて、私に「あれがいいこれがいい」といちいち勧めるので、個人的にも迷惑なんですけどー。どうにかしてください…。