「小さな恋のメロディ」
昨日ムーヴィー・プラスでやっていたので録画して午前に見る。
なんとも懐かしい。古いイギリス映画で、幼い淡い恋の物語り。私は中学1年で、生まれた町の映画館で公開されたのを見ました。何より心に残ったのは、主役のマーク・レスター(日本で爆発的人気を得た)でもトレイシー・ハイド(愛らしい女の子)でもなく、重要な役割で貧しい家庭でがんばりつつ悪ガキ仲間のリーダーになっていた、ジャック・ワイルドと、Bee Gees の音楽でした。ジャック・ワイルドがいたからこそ、純朴過ぎる恋のものがたりが活きたと思うし、BEE GEES の音楽は全編を通して、なんとも優しく素敵な世界を作り上げてくれました。今見ると、本当に他愛無い映画なんだけど。
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それと忘れられない出来事が中学校でありました。当時この映画をカップルで見に行くというのが流行っていたらしく、ある日上級生の女子に呼び出され、校舎の裏で私ひとり囲まれたことがあります。それだけで怖かった(笑) 彼女たちが呼び出したのは、学校で一番人気の上級生の男子のこと。「○○君とあの映画を見に行くのか」という質問を受けました。私はその男子生徒と話したこともなく、そもそも男子と付き合ったこともないくらいだったのでびっくりしました。滅相もない!って気持ちで否定したら、上級生の女子たちは一応納得して解放してくれました。もし行くことになってたら、どうなったのかな。脅かされたのかな?? 学校なんて狭い世界、小・中学時代は学校が嫌でたまりませんでした。
そんな他愛無いエピソードを思い出した午前。いま見てもジャック・ワイルドに惹かれる。孤独で貧乏を引け目にしているけれど、いつも明るく、そして仲間に優しい彼が、映画の中で一番魅力的。昔から私は、きれいな顔した男子より、顔立ちよりも生き方とキャラクターが大事で、アウトローで個性がある男子に惹かれていたみたいです。
- Jack Wild 1952年9月30日 - 2006年3月1日 イギリスの俳優。イギリス・マンチェスター出身。 映画「オリバー!」(1968年)ですりの少年ドジャー役を演じ、弱冠16歳にしてアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたほか、「ロビン・フッド」(1991年)などにも.. 続きを読む
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その映画で知った Bee Gees も愛しました。後に数々の映画の主題歌などで世界的なミュージシャンとなったグループ。ギブ3人兄弟が創り出すすばらしい曲とハーモニー。そのうち、二人はもう亡くなってしまいました。ひとりは今年だったような…。もう Bee Gees の活動はないでしょうね。素晴らしい歌手やミュージシャンが次々と亡くなっていく。淋しい限りです。