小室みつ子 / 映画とかドラマとか戯言など

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生まれた時からバブル眉

 この前映画館に行って見た予告編の中に『バブルへGO!!』(公式サイト)というのがありました。ホイチョイプロダクションが8年ぶりかに制作する映画。広末が主演のコメディ。現在の景気低迷に憂えて、バブル景気崩壊を食い止めるためにタイムマシンでバブル絶頂期に潜入したお母さんを追いかけて、広末がバブル期にタイムとラベルする話。


 見たいような見たくないような…。いや見たいかも。でもバブル崩壊を食い止めるよりも、むしろバブル景気を食い止めたほうが健全なような気が…。バブル景気が続いていたら日本は逆に滅亡してたと思ったり。まあそんな真面目に考える話でもないですが。それより広末のお母さん役に薬師丸ひろ子って……(しょぼり)。15歳くらいしか年齢離れてないのに…。私にとって薬師丸ひろ子は永遠の美少女。スーパーアイドルのままなんですけどね…。私が20代の頃で彼女が二十歳になるかならない頃、雑誌の仕事関連で何度か顔をあわせる機会がありました。ちょうど『Wの悲劇』を撮るところで撮影現場も見せてもらったりしてました。初めて会った喫茶店に、たったひとりでやってきたのが印象的でした。スーパーアイドルだというのに電車に乗ってきたっていうし。本当に普通の学生さんだけどめちゃくちゃかわいかった。後年彼女のアルバムにも作詞で参加したりしました。薬師丸ひろ子が子供の時に「どろろ」をやってほしかったな…。男の子のような不思議な魅力がたまりませんでした。


 しかしバブル景気の頃ってみんな狂ってましたね…。出版社もレコード会社も本当に太っ腹で、本も気軽に出してくれたし、アルバムも制作費を湯水のごとく使って制作してたし、接待費なんか部長クラスだと月数百万。よくご馳走してもらった私もその恩恵をとっても受けた世代です。実際、それまで貧乏だったのが作詞したバンドが急に売れ出して私個人もバブル期に突入した時期でもありました。税理士さんに言われるまま税金対策で仕事場用マンション買って、結果数年後にうん千万円損失をわかりつつ売り飛ばしたりしました(無意味に不動産を持つのが苦痛になった)。ああ、私も狂っていた…反省。


 夫が『バブルへGO!!』の予告編見て以来、私の太い眉毛を見て「このバブル眉がっ」と呼ぶようになりました。ええい。私は生まれた時からバブル眉毛なんだっ。自分では気に入ってるのだっ。眉を細くしたり整えるのが嫌いで生まれてこのかた生えたまんまにしてます。自然のままなのに時代によって旬になったり時代遅れになったり…わけわからん。眉だけじゃなくてファッションの移り変わりもおもしろいですね。ワンレン・ボディコン…うーんくらくらするー。今、改めてあのバブル景気を振り返るってアイディアはいいかも。