小室みつ子 / 映画とかドラマとか戯言など

公式ブログからこちらに引っ越し。試用期間中です。

Destiny と Fate の違い

 ドラマ「魔術師マーリン」を見ていた時、「Destiny と Fate は違うんだ」というセリフが出てきました。

 日本語は、運命、宿命、さだめ、だいたい同じ意味です。英語ではこのふたつはニュアンスが違う。でもはっきりとした違いがわかりません。

 こういう時に役に立つアメリカ人の友達。何か疑問があるとすぐにメールして尋ねます。かれこれ30年近くの付き合いで、一緒に曲を作ったりもした、作詞家でもある友達、Lisa。彼女の説明は非常にわかりやすく、そしてすぐに答えてくれるのでありがたい友です。

 What is the difference between "fate" and "destiny"?? In Japanese, we have some words but all mean the same, like the path of life, or something you are supposed to do or to be.

と尋ねたところ、以下の答えがー。


"fate" and "destiny" are very similar in that they both refer to a future path. But fate has more negative connotations, i.e., "It is your fate to die young," whereas destiny is more positive - i.e., "You are destined to be a great musician!" Usually fate is something that happens to you, beyond your control, but you are born with a destiny to do or become something.

Does that make sense??


訳; Fate と Destiny は将来の道という意味では非常に似ている。だけど、Fate はもっと否定的な意味合いを持っていて、例えば、「君は若くして死ぬ運命」とか。これに反して、Destiny はもっと肯定的。 例えば、「君は偉大なミュージシャンになる運命だ」とか。通常、Fateは、自分のコントロールを超えて起きる物事、だけど、何かをする、または、なる(to be) 運命で生まれたって言う時は、どちらもDestiny.
以上の意味で通じるかな??


ーーーと言う説明をもらいました。

まあ簡単に言うと、Fate は否定的、悲劇的な意味で使われ、Destiny はより良い意味で使われるってことですね。

古い古い歌に、You are my destiny♪ てのがありますが、これはいい意味での「君は僕の運命」。恋人などの場合はほぼ Destiny が使われる。
Fate は、日本語だと、一番近いのが「宿命」なんでしょうか。否定的、悲劇的。

なるほど、そういうふうに使いわけているのね。


ということで納得できた私。

You really are a good teacher forever to me!!! Thanks!!
(ほんとに、私にとって永遠にいい先生!ありがとね)

と返したところ、

I'm happy to explain - and it also makes me have to think about it.
( 説明は楽しいし、自分もまたそれについて考えさせられる)

と言ってました。説明するということは、その言語について改めて考えること。日本語でもありますよね。そういう時って。